Harry Potter in Concert
毎日天気がよくて、外に出ずにはいられない毎日が続いています。
シアトルにきて2回目のSeattle Symphony@Benaroya Hallの演奏をききにいってきてしまいました。
今回のプログラムは"Harry Potter and The Sorcer's Stone in Concert"!
映画とオーケストラのコラボレーションで、スクリーンでハリー・ポッターの映画が上演されるのですが、劇中の音楽部分は完全にオーケストラの生演奏という贅沢な企画です。
今まで知らなかったのですが、Harry Potter Film Concert Seriesとして世界各地で上演されていたんですね。
今年の8月中旬には東京、神戸、名古屋、大阪でも東京フィルハーモニー交響楽団&「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で上演されるようです。
私が行った回は日曜日の昼だったので、周りは家族連ればかりなことを覚悟していたのですが、意外と大人も多くて、一人場違いにならずにすみました。
そして各寮のローブや(夏なのに)マフラーをしている人もちらほら。
売店でも売ってます。
気軽に演奏が楽しめる雰囲気が良かったです。
こんな感じで映し出される映画と、シアトル・シンフォニーによる演奏を鑑賞します。
某映画配給会社のロゴが登場するシーンから、エンドロールが終わるまで、
途中一度の休憩をはさむ以外は普通に映画館で鑑賞するのとなんら変わりません。
正直途中途中生演奏だということを忘れるくらい、映像と音楽が一体となっていました。
コンサート開始前に少しだけ実際の映画での音響部分のメイキング映像が紹介されたのですが、映像が先にあって、それに生の演奏をあてる作業というのは本当に大変そうでした。
正直、編集が入っているものだと思ってたのですが、今回ノンストップで実際に映像にあわせ演奏されているのをきくことができ、鳥肌が立ちました…。
以下は少しハリー・ポッターと賢者の石のネタバレを含みますが、上演中の様子です。
上演中は拍手しても笑ってもOKということで、新しい登場人物が出てくる場面や盛り上がるシーン(ハリーがグリフィンドールに組み分けされたり、初クィディッチの試合でスニッチを捕まえたり)のたびに拍手は起こり、笑いも終始絶えない感じでした。
海外ではどういう場面で笑うのかなーというのは気になってたところだったので、周りの反応を見ながら映画を見れるのは面白い経験でした。とりあえずダーズリー一家とロンはお笑い要員だということがよくわかりました。特にロンが登場する場面は何をしても何を言っても会場から笑いが起きていて、思っていた以上にコミカルなキャラクターだった印象です。
あとレイブンクローの謎の人気。組み分け前の寮紹介では、レイブンクロー>グリフィンドール>スリザリン(ブーイング含む)>ハッフルパフの順で反応が大きかった気が…。スリザリン好きとしては、ドラコやスリザリンが出てくる場面で若干ブーイングが起こるのは悲しかったのですが、スネイプ先生基アラン・リックマンの登場シーンは大拍手で、あの演技がもうスクリーンで見れないのは本当に残念だと思いました。
演奏は、上記でも少し触れましたが、本当に映像に対して何の違和感もなく、途中すっかり生であることを忘れて映像に集中してしまいました…。けれど、一つの映画でここまで音楽に集中して鑑賞したのは初めてだったので、生演奏ならではの雰囲気を楽しむことができました。
個人的には眠っているフラッフィーの傍らに置かれたハープの音色に感動です。もしこれからきく機会のある方は、上記のシーンの音の強弱にも是非注目してみていただければと思います。
~おまけ~
住んでいる家の大家さんおすすめのカフェ、Ladro。Benaroya Hallのすぐそばにあります。まろやか?な味で、コーヒーが苦手でものみやすいのではないかと。
図書館紹介~ワシントン大学Gallagher Law Library~
今回の図書館紹介はワシントン大学のGallagher Law Libraryをお送りします。
名前の通り、UWの法学図書館です。
※こちらは裏口側ですが…
UWのLaw LibraryはWilliam H. Gates Hallの地下(L1,L2)にあります。
入館するとすぐ右手に受付兼Circulation Deskがあります。
写真奥の壁にかかる肖像画は、この図書館の名の由来にもなっているMarian Gould Gallagher氏です。
彼女はワシントン大学でLaw Librarianとして長年勤めており、大きな功績の一つにはLaw Librarianの育成があります。在職中はlaw librarianship programのディレクターを務め、数多くの法律図書館員を輩出しており、女性のLaw Librarianのパイオニアでもあるそうです。
入り口側から館内をみるとこんな感じ。中央に下のフロアへ続く階段があります。
こちらの校舎は2003年に建設されたそうで、地下とはいえ、吹き抜けのある光を多く取り入れた構造で開放感のある雰囲気。
見学の際は、こちらでEast Asia Collection Servicesを担当するRobertさんにご案内いただきました。
ワシントン大学ではEast Asian Lawも学べ、Gallagher Law Libraryにある東アジア系(日本・中国・台湾・韓国)のコレクションでは、日本語資料が一番点数が多いです。Collection紹介によると、6万2千冊強あるEast Asian Law Collectionのうち、3万2千冊強を日本語資料が占めるようです。英語での日本法関連資料を足すと更に点数があります。
East Asian Law Department at Gallagher Law Library
レファレンスエリアにはワシントン州の州立裁判所判例集などが並びます。
レファレンス(デスクではなく)オフィス。
こちらは合衆国最高裁判所、Supureme CourtのBriefs(趣意書)が並ぶ書架。これだけでも数連分あります。
法令や判例はデータベースで検索できるようになっているものも多々ありますが、ワシントン大学の図書館は公に開放しているのもあり、データベースが利用できないユーザーも資料を利用できるよう、紙媒体での収集・保存しています。
ちなみに日本の法令・判例集は大審院時代からの資料が書架に並んでいます。
一昔前までは(今ももちろん重要ですが)英語圏の日本法律研究家必携だった、英文法令社刊の日本法英語翻訳本。現代のように翻訳された法令が豊富でなかった時代には本当に貴重な資料だったようです。
ところでUWの図書館は米国議会図書館の分類(LIBRARY OF CONGRESS CLASSIFICATION)を使用し配架しているのですが、法学図書館は、当たり前ですが見事にすべてK(主題がLaw)から始まる本ばかりが並んでいます。
日本の法律はKNXです。
図書館見学以外には、カタログ作業の見学も少しさせていただきました。
カタログ作成の過程自体は東アジア図書館でみせていただいた手順と同じですが、OCLCConnexionで目録レコードを作成する際の作成機関コードが、Law Librararyだけ他のワシントン大学内の図書館と異なります。以前、法学図書館だけ図書館システムが独立していた時の名残だそうです。
こちらは最近元Law Schoolの教授より寄贈された資料の箱々。
法学に限らず日本、日本語に関する資料を多く含んでおり、現在どれをLaw Libraryで受け入れ、どれを東アジア図書館で受け入れるかも確認しているそう。
最後に入館ゲート前にある展示をご紹介です。
Law Libraryのスタッフが夏の読書にお勧めする本を紹介しています。
法学図書館ということで書架に並ぶ本は専門的なものばかりですが、↑のように利用者が図書館に親しみを持てるよう工夫がしてあったり、個人的には規模感や閲覧席の雰囲気が気に入り、勉強するならここだと捗りそう!と思える図書館でした!
Natsu MatsuriとJapan Fair 2017
7月8日9日の週末は、シアトルとベルビューでそれぞれ日本に関するイベントが開催されていました。
Natsu Matsuri Outdoor Summer Festival 2017 at Uwajimaya Seattle
シアトルのインターナショナルディストリクトにあるアジアンスーパーUwajimayaを中心に開催された夏祭り。
Uwajimaya横のWeller Streetを一ブロック分閉鎖し、様々な企業や団体が出展する屋台や出店を回ったり、ステージでのパフォーマンスを楽しめます。
屋台の中ではお好み焼きが人気のようでした。
金魚すくいもできます。昼過ぎには人だかりができてました。
ステージは時間ごとに色々な催し物が。
Betsuin Buddhist Templeによる盆踊り講座。15日16日にはBon Odori Festivalも開催されるようです。
ワシントン大学のTaiko Kaiによる演奏。迫力満点!
他にもハローキティに会えたりCurry Eating Contestがあったり…見れませんでしたがちょっと気になる。
ところでUwajimayaはその名からもわかるように、元は愛媛出身の日本人が1928年に創業した日系スーパーです。日本を中心としたアジア系の食材がなんでも揃います。
Japan Fair 2017 in Bellevue
ベルビューで開催されたJapan Fair。企業や各団体がブースを設け、日本の芸術や文化を紹介します。
こちらもステージでパフォーマンスが行われたり、ブースではワークショップや各デモンストレーションが行われたりしていました。
沖縄の風を感じるOkinawa Taikoのパフォーマンス。
茶道のデモンストレーションでは、抹茶と和菓子が振る舞われました。
お好み焼きに続き、ここではたこ焼きに挑戦。
ソースやマヨネーズ、鰹節などのトッピングがセルフサービスで自分で好きなだけかけられるのがありがたかったです。
他にも寿司、やきそば、カツサンドなどの日本食がありました。
どちらのイベントも毎年開催されているようなので、興味のある方は来年是非~
~おまけ~
この週末は他にもこんなイベントがやっていました。
ドラフトだと日本からは木内酒造の常陸野ネストビールがラインナップに入っていたのですが、最終日に行ったら既になくなってました…インターナショナルとなっていますが、米国内ビールも数多く楽しめます。
約100年前の原稿用紙を整理していて気づいたこと
今週はアルバイトの学生さんにも手伝ってもらい、タコマ日本人會が取り扱っていた日本人移民関連の各種證明願(住民から申請された在留、身分、事実、営業、農業等の證明願)をひたすら整理してました。
日本への渡航及びアメリカへの再渡航に必要な書類だったりと、今でいうビザのような書類が多いようです。
段ボール5箱分、今からおよそ100年前の資料10年分をひたすら種類別に仕分けてます。
既に最後の1箱に手を付けているところだったのですが、今日ふと手にある證明願を見ていたら、ある事に気づきました。
机の上で見ると何も書かれていないただの原稿用紙の一部分ですが…
光に透かすと…
この原稿用紙、ウォーターマークが入ってました!
こちらに研修に来る前に西洋初期刊本を扱うワークショップに参加していたので、ウォーターマークを本から探す作業をしたり、マークの位置から判型がわかるということなどを学んだことを思い出しつつ、改めて原稿用紙を眺めたりしていました。
ちゃんとみると、ほぼほぼ全ての用紙にきちんと入ってました。
現代でもウォーターマーク入りの紙はごまんとあるのでだからどうしたという話なのですが、この證明願、日本語用の用紙なので、縦書き仕様で予め「年」「月」「日」などは印刷された状態だったので、紙はアメリカ産だしアメリカで扱われた資料なんだよなぁ…と改めて実感したりしたのでした。
しかし今まで何百枚と同じ種類の用紙を触っていたのに、今日まで気がつかなかったことが不思議…。
ようやく文字以外の情報も読み取る余裕が出てきたに違いないと前向きな解釈をして自分を納得させることにします。
~おまけ~
昨日、7月4日はアメリカ独立記念日で、各街で花火があがりました!
シアトルではLake Unionに花火が打ちあがるので、Gas Works Parkという湖に面した公園に見に行きました。
かつてガス工場があった跡地で、ツタの絡まる製油塔もそのまま保存され公園として整備されています。
色んな人に人がたくさんいるよ!といわれてはいたのですが、開始4時間前にはすでにこのような感じ。
花火はGas Works Parkから見るとダウンタウン方面にあがります。
こちらの花火(大会)は本当に一瞬で、日没も遅いため10:20pm開始の10:45pm終了という短期決戦です。
独立記念日とあり、開始前も打ち上げ中の音楽もThe Star-Spangled Bannerだったり、花火もアメリカンカラーな感じだったり。
日本とは異なる雰囲気の花火を楽しめました!
図書館紹介~シカゴ大学図書館The Joseph Regenstein Library編~
前回に引き続き、シカゴ大学の図書館紹介です。
今回は東アジアコレクションも含む人文・社会学系図書館のThe Joseph Regenstein Libraryを紹介します。
1970年にシカゴの建築会社Skidmore, Owings and Merrillにより建築されたこちらの図書館は、内装は一部改築していることもありますが、建物の構造自体が古さを感じさせない設計だと感じました。
1階の入館ゲートを通過すると各サービスカウンターとCollaboration Zoneがあります。
サーキュレーションデスク。
自動貸出はスマホにアプリを入れてできるようにもなっているそう!便利…!
レファレンスデスク。
TechLab。ここはライブラリアンではなくIT系の部署のスタッフ&学生が窓口に。
館内にはカフェもあります。
以前はレファレンスブックを配架していたエリアのようですが、全て撤去し飲食可に。
上の階にあがると、書架が一切ない共同学習スペースのcollaborative learning centerがあります。
以前はパーテーションで区切ったゾーニングを行っていたそうですが、昨年9月に開放感のあるフロアに生まれ変わりました。
壁は全面ホワイトボード。ちなみにペンは貸出ではなく購入式です。
UWもそうですが、文房具の自動販売機、いいですよね。
学生にもよく使われるエリアで、学期期間中は常に席が埋まっているとか。
更に席は追加予定があるそうです。
更に上の階へ行くと書架が並んでいます。
閲覧席はのびのびとした感じ。
最上階の5階にEast Asian Collectionがあります。
シカゴ大のEast Asia Collectionは、アメリカ中西部ではミシガン大学に次いで多いコレクションだそうです。
1986年まではHarvard-Yenchingの分類、それ以降はLC分類で主題別に配架されています。
一部は目録作成前に配架せざるを得ない資料もあり、各主題下ではなく受入順に請求記号が付与されている資料もあります。
箱入りの三田文学も。
同じく5階に一般書&製本雑誌が並ぶエリアとは別に、レファレンスブックと雑誌、データベースが使用できるエリアがあります。
吉村さんの事務室もこちらにあります。
破棄してしまうブックカバーを可愛く活用されてました!
シカゴ大では、ライブラリアンの日本人は吉村さんしかいらっしゃらず、選書から発注、カタログにレファレンスと全てお一人でされています。
最近は学内だけでなく学外からも色々とJapanese Studies関連の質問が来るそうです。
今回、館内ツアーのみだけでなく、カタログのこともPC操作を交えつつ説明してくださり、お忙しいところ3時間近く時間を割いていただきました。
ちなみにシカゴ大の図書館システムはKuali OLE(Open Library Environment)で、クラウドベースのシステムですが、今はローカル版?のみの使用で特に他機関のデータを活用できるという状態にはないそうです。
UW以外にも、英語圏での日本語コレクションの選書から配架までを知ることができたのは、非常に興味深く貴重な経験でした!
~おまけ~
シカゴの街中で見かける自転車シェアリング。大学前にもありました。
図書館紹介~シカゴ大学図書館Joe and Rika Mansueto Library編~
シカゴ滞在の4日目は午前中のALA Annualののち、シカゴ大学を訪れました。
訪問したのはThe Joseph Regenstein LibraryとJoe and Rika Mansueto Library。
シカゴ大Japanese Studies Librarianの吉村亜弥子さんにご案内いただきました。
図書館がある地は、1942年、シカゴ大学で核実験が行われた土地でもあり、The Joseph Regenstein Libraryの脇にはヘンリー・ムーア作"Nuclear Energy"がひっそりと佇んでいます。
右側のドーム状の建築物は"The Egg"の愛称で親しまれるJoe and Rika Mansueto Library。
まずはこちらの図書館から館内を巡りました。
Joe and Rika Mansueto Libraryは2011年に開館した図書館で、入館はThe Joseph Regenstein Libraryからとなり、館内で繋がっています。
館内の様子。地上には書架はなく180席の閲覧席のみあります。
学期期間中は席が常に埋まる盛況ぶりだそう。
そして机や椅子は、建築にあうよう全てオーダーメイドだそうです…!
外からの図。
内外から向こう側がよく見えますが、ガラスはUV、断熱加工のため、訪問当日も確かに日差しがあっても問題なく過ごせました。青空を見ながら勉強できるのが素敵ですね。
加えて入館ゲートまで戻らずとも脱出できる地下通路&臨時ゲート(ガラスが開くようになってます)及びスプリンクラー搭載とのことで、防災面もばっちりです。
この図書館が有名なのは、見た目だけではなく地下にもあります。
↑ちょっとわかりにくいのですが、地下を覗いている写真です。地下には約350万冊が収容可能な自動保存書庫があります。
利用者はカウンターでリクエストをすると、リクエストされた本はクレーンでピックアップされて地上へ。
全自動で資料をピックアップできる上に収容冊数も驚きの数字ですが、費用も日本円で約25億かかっているという…!州外、国外からも見学のある施設で、今回私が訪れる数日前には日本から丸善主催のツアーでいらしていた方たちも地下の書庫内を含め見学されていったようです。
また、もう一つの特徴としては、資料保存に携わるPresevation&Conservationの部署が、ドームの半分、閲覧席と同じ階に位置しているということが挙げられるかと思います。
サービス系の部署でないとバックヤードに事務室を構えがちですが、日が当たり、利用者の雰囲気をすぐ近くで感じながら仕事ができるのも、(実情はわかりませんが)刺激のある日々を送れそうです。
本当は1ページにまとめようと思ったのですが、長くなりそうなのでThe Joseph Regenstein Libraryは次回お送りします~
~おまけ~
少しだけキャンパス(The Joseph Regenstein Libraryの南側)もご紹介。
ツタの絡まる校舎も多く、歴史と自然を感じられます。
ALA Annual 2017@シカゴその4
今日は遂にALAとシカゴ滞在最終日です!
(昨日はシカゴ大学図書館を見学したので、別の記事でご紹介します。)
最終日のALA Annualは閉式スピーチのみ、今年のスピーカーは皆さんご存知、ヒラリー・クリントン氏です。
シカゴの生まれなんですね。
例年にないかなりのビッグネームなようで、どんな雰囲気になるのかとそわそわしながら会場へ。
開式1時間前には到着しましたが、すでに会場の8割方は埋まっており、様子などを撮影しているうちにあっという間にほぼほぼ満席となりました…。
何人参加していたのかはわかりませんが、報道のカメラも数台来ていました。
遂に登場。
私の席からは遠かったので、写真だと小さいです。
↓早速You Tubeにもあがっているので詳しい内容はこちらでどうぞ。
一番会場が盛り上がったメッセージは、
"You have to be on the front lines of one of the most important fights we have ever faced in the history of our country: The fight to defend truth and reason, evidence and facts"
という箇所だったと思います(既に複数の報道記事でもこの部分はピックアップされてるみたいです。)
スピーチ自体、要所要所で拍手が何度も起こりましたが、ここはスタンディングの上での拍手喝采でした。
図書館員に対し「戦え」という強いメッセージを発信し、また、それに会場中が答えるという姿勢に、アメリカのライブラリアンの力と熱意を感じました。
来年のALA Annualはルイジアナ州ニューオーリンズで開催。
これにてALA Annual 2017は終了!
全てが新しい、刺激的なことばかりの5日間を過ごすことができました!
閉会スピーチ後は、空港に向かうまでの時間でシカゴ市内を散策しました。
ホテルから近かったのに中々いけなかったミレニアムパークのCroud Gate。
天気も良かったため、シカゴの街並みと青い空が綺麗に映っています。
Michigan Avenue Bridgeからの風景。トランプの文字、主張してますね…。
Chicago Riverにはシカゴ市内の建築物などを紹介するクルージング船がたくさん!
時間があれば乗りたかった。
川沿いを上っていくと、コーンタワーの愛称のあるマリーナシティがそびえています。
自動車も含め、芸術的…。
建築で有名なシカゴの街ですが、街中に突如現れる屋外芸術の数々も素敵です。
川沿いのコーンタワーを通り過ぎ、Clark Streetを南に下って歩くと、通り沿いにジーン・ドゥブフェットの「Monument With Standing Beast」、ピカソの「The Picasso」、ミロの「Statu in Chicago」、カルダーの「Flamingo」辺りを順にみることができます。
ちなみにMonument With Standing BeastとFlamingoはシカゴ美術館に小型レプリカもあります。
正直、ALA Annualのことで頭がいっぱいかつ時間もなさそうだったので、事前にシカゴの観光予定は全く立ててなかったのですが、市内だけでも見どころがたくさんあり、その場で思い立って行けた範囲だけでも個人的には満足です。
明日からはまたUWでの仕事に戻ります!
~おまけ~
シカゴ土産にVosgesのチョコレートを購入。
オヘア国際空港内にショップがあります。
変わり種の味が有名みたいですが、Library仕様のパッケージを思わず買ってしまった…。